一関市厳美町の本寺地区は、その昔、「骨寺村」と呼ばれた、奥州藤原氏ゆかりの中尊寺経蔵別当の荘園でした。
今も当時を彷彿とさせる伝統的な農村景観を色濃く残しています。
農村景観の保全には、営農を継続していくことが必要です。そのためには、生業として成り立つ農業を確立しなければなりません。
本寺地区では、その素材として、「南部一郎」の特産化に取り組んでいます。
「南部一郎」は、岩手の小山田智彰さんらが、長年苦労を重ねて、日本在来種から育成した日本かぼちゃです。
形状が細長く途中から曲がっていることから、「鶴首(つるくび)かぼちゃ」と言われる独特の形をした品種です。
果肉は緻密で粘質であり、赤黄色が鮮やかで、とても甘みが強いのが特徴です。
南部一郎の栽培に当たっては、地元の畜産農家の堆肥の使用を基本とし、病害虫に強いことから、農薬は一切使用していません。
かつて平泉・中尊寺の荘園だった「骨寺村」。
その昔から中尊寺経蔵にお米やまきを奉納する習わしがありました。
現在も「骨寺村荘園中尊寺米納め」として地元住民を中心に受け継がれています。
その「骨寺村荘園米」は、中世荘園の姿を今に伝える本寺地区の清流水と美しい空気の中で育まれた美味しいお米です。
重要文化的景観「一関本寺の農村景観」を後世に継承していくためには、水田営農の継続による農村景観の保全が不可欠です。
しかし、農業従事者の高齢化、後継者不足、米価の低迷等、水田営農を取り巻く環境は年々難しくなってきています。このため、水田営農の継続と景観保全を支援していただく「骨寺村荘園米オーナー」を募集いたします。
品種 | 1口の米数量 | 会費 | 発送時期 |
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自然乾燥 「ひとめぼれ」 | 40kg | 1口 30,000円 2口目から 26,000円 | 11月、1月、3月、5月 |